大麦商品「バーリーマックス」と「もち麦くん」を選んだ理由

こだわり商品研究所では、大麦商品を2つご紹介しています。
これらの商品を選んだ理由をお話します。
大麦
ポイントは食物繊維です。
食物繊維は、第6の栄養素と言われるほど重要な栄養素。
食物繊維の重要性は、腸内環境を整える食後の血糖値の上昇を緩やかにするなどが知られています。
これらがひいては、ダイエット、美容、健康に大きな影響を与えます。
ところが食物繊維は、必要量である1日20g程度を毎日食べるのが非常に難しいです。
ですから、こだわり商品研究所は、食物繊維の不足分を補うことができる食材をご紹介するのがずっとテーマでした。

炭水化物=糖質+食物繊維

食物繊維が含まれる食材として、野菜、海草などが思い浮かびますが、じつは 穀物 が大きな役割を果たすことができます。

しかも、穀物の食物繊維は、日本人の腸内に合っているというドクターもいます。

穀物の中でも、大麦には βグルカン と言う水溶性食物繊維が多く含まれます。
このβグルカンが、食物繊維の研究者の方々に大きな注目を浴びているのです。

●このような先生が中心となって大麦の研究をされています。
●大麦食品推進協議会と言うページがあります。非常に参考になる情報が掲載されています。ぜひ、ご覧ください。

こだわり商品研究所は、このβグルカンに着目して、商品探しをしました。

足りない食物繊維を補うために食べるですから、βグルカンをはじめとする「食物繊維量が多い大麦」という選択基準で探しました。

「高β-グルカン大麦利用連絡会」という会にも入って情報収集に努めました。
そして選んだ大麦が、「バーリーマックス」と「もち麦くん」です。

 バーリーマックス

バーリーマックスには、βグルカン、レジスタントスターチ、フルクタンなど複数の食物繊維が存在していて、通常の大麦と比較して総食物繊維量が約2倍であるというところがポイントです。
しかも、それぞれの食物繊維の特性で腸の奥まで届くという特徴があります。
このバーリーマックスは、食物繊維研究者からは、注目の大麦です。
実際に試験データもたくさんあります。

 もち麦くん

「もち麦くん」は、βグルカンの量が、通常の大麦に比べて約1.7倍と言うところがポイント。βグルカン単体の量ではバーリーマックスより多いです。

ごはんと混ぜて炊いたときに、色が変わりにくく、美味しいのもポイント。

ごはんと一緒に食べられる大麦には、「押麦」と「もち麦」がありますが、比較するともち麦の方がβグルカン量が多いとされます。
その中でも、「もち麦くん」の原料である「キラリモチ」は、もち麦の中でもβグルカン量が特に多いとされています。
「もち麦の王様」と言う表現をされることもあります。
このキラリモチは、大麦の開発を積極的に推進している「農研機構」が品種をつくったもち麦です。
http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/research_digest/digest_kind/digest_wheat/027190.html

※農研機構とは、日本の農業と食品産業の発展のための研究開発を行う農林水産省所管の国立研究開発法人です。

βグルカン量、美味しさ、見た目など総合すると、現在の所、キラリモチがもっとも選択肢として適していると考えて選びました。
また岡山県美作市が自治体としてキラリモチに取り組み、商品化したのが「もち麦くん」ということも、選択したひとつの理由です。この岡山県美作市でキラリモチに取り組んでいるということは、農研機構の方に紹介をしてもらいました。

「バーリーマックス」と「もち麦くん」の活用方法

「バーリーマックス」「もち麦くん」どちらも美味しくて、食物繊維を摂取するのに有益な大麦です。ぜひ、毎日の食生活に取り入れて欲しいのですが、「バーリーマックス」と「もち麦くん」をどう使い分けるかです。

まずは、食感です。

「バーリーマックス」は、プチプチした食感。


「もち麦くん」は、もちもちした食感です。

 

どちらも美味しいと思いますが、好みもあると思います。

実は、こだわり商品研究所としての、おススメは日替わりで交互に食べる、です。
1種類を食べ続けるというよりも、複数種類の大麦を日替わりとか、混ぜたりして、日々違った大麦入りご飯を楽しんでいただくことが良いのではないか、と思っています。
腸内細菌の多様性と言うことを考えても、いろいろな種類を楽しむのが適切ではないか、と思います。
わたしは、バーリーマックス、もち麦くん、雑穀を用意して、その日の気分やスケジュールなどを考えて、入れる種類や量を変えて炊いています。毎日飽きなくて楽しいです。

ごはんに大麦を入れる・・・絶対的にオススメします。

白米はそのまま食べると、食後血糖値の上昇がダイレクトです。
大麦などを混ぜたごはんにするだけで、食後血糖値の急激な上昇ケアになります。

例えば、朝ごはん時に大麦入りごはんを食べる事で、セカンドミール効果と言って昼食まで良い影響があると言われています。

野菜ファースト & 炭水化物は食事の後半

さらに、最初に野菜を食べ、次にタンパク質、最後に炭水化物の「野菜ファースト」「炭水化物後半」の食べる順番も取り入れるとより良いと思います。

「糖質制限」という言葉がずっと流行っていますが、この言葉が適切でない行動を促す要因になっているのではないかといつも思っています。「糖質適正化」という表現が良いのではないかと考えています。
こだわり商品研究所が考える糖質適正化
  • 糖質過多を止め糖質量を適正にする。(炭水化物の適正量は、総カロリーの50~60%)
  • お米は、食物繊維が豊富な大麦などと一緒に炊く。
  • 野菜ファースト & 炭水化物は食事の後半に。
「大麦をダイエット目的で食べる」「大麦を食べればダイエットできる」という記事をよく見かけます。
しかし、ダイエットは、トータルです。
大麦だけ食べて痩せる、という考えは本質的ではないと思います。
炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などトータルの栄養バランスを考え、さらに「食べ方」「運動」などトータルで考えるのが正しいハズです。
ただ食物繊維を多く含む大麦は、ダイエットを考えた際にも必要な食品だと思います。

ぜひ、大麦を毎日の食生活に取り入れてください。美味しいですよ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です