紫外線対策について

紫外線とは

紫外線とは、電磁波の一種。
可視光線の紫色の外側ということで、紫外線と呼ばれます。
地球に降り注ぐ太陽光線を100とすると、紫外線は約6%。
そのうち、UVAは5.5%。UVBは、0.5%。

UVA
UVAは、生活紫外線と呼ばれ、光老化を促進させる紫外線です。
波長が長いため、皮膚の真皮層まで到達します。
肌のハリを保つ、コラーゲン、エラスチンという2つにダメージを与える作用をします。
皮膚の遺伝子を細胞レベルで傷つけ、皮膚の免疫力も低下させます、
また、日焼け(サンタン)を起こす紫外線です。
UVB
UVBは、波長が短いため、UVAほど肌の奥には届かず、表皮までです。
レジャー紫外線とも呼ばれ、強いエネルギーで表皮にやけどのような炎症を起こします(サンバーン)。
ただ、皮膚がんの原因ともなる紫外線です。

紫外線に関しての基礎知識
https://www.jcia.org/user/public/uv/knowledge

紫外線の弊害

紫外線対策を行うことは特に女性にとっては常識と認識されています。
もちろんですが、男性にも必要です。
では、改めて紫外線の弊害についてまとめてみたいと思います。

● 光老化

お肌の老化は、加齢によるものと理解されていますが、
実は、肌の老化の原因の80%が紫外線による「光老化」と言われています。
「光老化」はどのような問題をお肌に引き起こすかというと、「シミ」「しわ」「たるみ」です。
長年、紫外線を肌に浴びることで、ダメージが蓄積され、光老化が進行します。

※この写真を見たことがありますか?ウィキペディア「光老化」のページです。
https://bit.ly/2YLsksC

● 活性酸素

大気汚染、食品添加物、ストレス、電磁波などの影響で、活性酸素が発生するということはご存知かと思います。
紫外線もまた活性酸素の発生の大きな原因となります。
皮膚に紫外線があたることで一重項酸素と呼ばれる活性酸素が皮下組織に大量に発生します。
脂質を過酸化脂質に変え、皮膚のタンパク質であるコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。

● 皮膚がん

オゾン層が破壊され、皮膚がんの発生が問題視されてくるようになりました。
日本はオーストラリアに比べて、皮膚がんの発生率が低いといわれています。
ただし、低いだけで発生しないということではありません。
意識して気を付ける必要があります。

紫外線の肌へのへ影響
https://www.jcia.org/user/public/uv/affect

紫外線を浴びることを推奨!?

最近、紫外線を浴びることを推奨するドクターの意見を目にすることが多くなってきたように思います。
それらの意見に共通するポイントが、紫外線を浴びることによる「ビタミンDの生成」です。
日本では、近年美白を求める声が多く、紫外線対策を行う人が多くなったため、ビタミンD欠乏症が問題視されることがあります。
ビタミンDは、健康面における非常に多く良い作用があることがわかっています。
今、最も注目されている栄養素のひとつと理解して良いと思います。

ビタミンDは、1日15~20分程度の日光浴で、必要量が生成されます。ただ、季節にもよりますし、肌の露出面積にもよります。

さらに、ビタミンDは、食事やサプリメントで食べることができます。
ビタミンDを多く含む食品を羅列してみます。

キクラゲ、マイタケ、シイタケ
マイワシ、シラス干し、鮭、イクラ、スジコ、ニシン、サンマ

ビタミンDを意識的に摂取することは非常に大切なことです。
わたしは、ビタミンDサプリメントは毎日欠かさず飲んでいます。
ビタミンDを意識した紫外線との付き合い方をまとめてみました。

  • 適切な時間、紫外線を浴びてビタミンDの合成を意識するようにする。
  • 紫外線を浴びる時間と部位は意識する。(最小時間に抑える。顔は避ける。など)
  • 紫外線を浴びる前には、保湿と肌に抗酸化成分を含む化粧水を塗る。もちろん日焼け止めも。
  • 浴びた後は、肌の保湿。肌に抗酸化成分を補給。抗酸化栄養素を意識的に食べる。
  • ビタミンDを含む食材を意識して食べる。
  • サプリメントでビタミンDを補う。

日焼けQ&A
https://www.dermatol.or.jp/qa/qa2/index.html

●ビタミンD サプリメント
クリニック向け分子生理化学製品。しかも安い。
https://www.kodawari-lab.com/item/839.html

紫外線対策

お肌の紫外線対策・・・
1、UVカット
2、外側からのケア
3、内側からのケア

紫外線カット

紫外線からお肌を守るためのケアです。
紫外線をお肌に届かないようにします。
スキンケアとしての日焼け止めには、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2つが存在します。
紫外線吸収剤は環境ホルモンのような働きをする原料もあり、ナチュラルオーガニックスキンケアでは避けられています。
紫外線散乱剤には、酸化チタン、酸化亜鉛などがよく使われます。

お肌の保湿

紫外線を浴びてしまった後のお肌のケアの基本は、保湿です。
お肌の角質層の健全な状態というのは、水分と油分のバランスが整っていること。
お肌のトラブルの原因は、乾燥が原因であることが多いことはご存知かと思います。
紫外線でダメージを受けたお肌をケアするための基本は保湿です。

活性酸素対策

紫外線が原因で活性酸素が発生し、お肌にダメージを与えます。
その弊害からお肌を守るのは抗酸化成分です。
抗酸化成分をスキンケアとしてお肌に与えてあげることを意識したいです。
抗酸化成分を塗るタイミングは、紫外線に当たる前と、紫外線に当たった後です。抗酸化成分が、紫外線に当たるとお肌の身代わりに酸化されてお肌を守ってくれます。もちろん、紫外線に当たった後も忘れずに。
ナチュラルオーガニックのスキンケアに使用されることが多い抗酸化成分は、
トコフェロール(ビタミンE)、アスコルビン酸、ルテイン、ポリフェノール、リコピン、βカロテン、アスタキサンチン、アロエ月桃などです。他にも様々な植物のエキスが使われたスキンケアが存在します。

中からのケア(食事)

紫外線対策、外部からのケアだけでなく、インナーからのケアも考える必要があります。
紫外線を浴びてしまった後は、活性酸素が増えますから、抗酸化物質を含む食材を意識的に食べます。
ルイボスティートマトブルーベリーゴマビタミンCなどです。他にも多くの抗酸化食品があります。

SPF と PA

SPF
Sun Protection Factorの略称。
紫外線防御指数。
UVBの防止効果を示し指標。
紫外線を浴びた際に、皮膚に赤い斑点が現れるまでの時間。
日本人は、SPF1は約20分。

PA
Protection Grade of UVA の略称。UVA防御指数。
UVAの防止効果を示す指標。
PAは、皮膚の黒化が起こる原因を防ぐ指数。

PA+    UVA防止効果がある。
PA++   UVA防止効果がかなりある。
PA+++  UVA防止効果が非常にある。
PA++++ UVA防止効果が極めて高い。

日焼け止めクリームの原料について

紫外線吸収剤
紫外線吸収剤は、環境ホルモンの様な働きを持つ成分も存在します。
例えば、紫外線吸収剤「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」には、環境ホルモン作用があり、皮膚から浸透し体内に吸収することがわかっているそうです。また母乳の血中から検出されたという記事も存在します。
https://bihi.jp/6820/
ハワイ州では使用禁止された紫外線吸収剤もあります。一般的な紫外線吸収剤です。
このような事実を認識した上で、紫外線吸収剤を使っている日焼け止めクリームを選ぶかどうかを決めたいところです。

酸化チタン
酸化チタン。酸化チタンが、紫外線を散乱させることにより、皮膚へ紫外線が届くのを防ぎます。
ナチュラルオーガニックスキンケアは、この酸化チタンでUVカットをしているものが多いです。

日焼け止めクリーム使用時の問題点

日焼け止めクリームを使用時に誤った使用方法をすることで、適切な効果を出すことができません。
使用方法について、知っておきたいことをお知らせします。

塗り直し
人は常に汗や皮脂が出ています。
また、常に顔などに手をやってしまうことで、日焼け止めクリームの成分が薄まってしまいます。
日焼け止めクリームの効果を維持させるためには、塗り直しは必須です。

使用量
日本化粧品工業連合会が協力した東京都の「上手に使おう日焼け止め化粧品」にこのような記載があります。

PA とSPF は化粧品を1平方センチメートル当たり2mgずつ皮膚に塗ったときの値です。 1平方センチメートル当たり2mgずつの量を塗ろうとすると、肌が白っぽくなってしまうので、実際に化粧品を使うときは、もっと薄く塗ってしまうのが普通です。

実際に、1平方センチメートル当たり2mgの量を塗ってみると、現実的ではない量となります。結果、薄く塗ってしまうということは、表記通りのSPF、PAにはなっていないと考えるのが正しいのです。
パウダータイプは、さらに効果的な量を塗るのは難しいとお考え下さい。

日本化粧品工業連合会
紫外線防止の基本
https://www.jcia.org/user/public/uv/prevent

日焼け止めクリームを選ぶ際のポイント

・日常のSPFは25~35程度、PA++ 程度を選ぶ
・紫外線吸収剤を使用していない製品を選ぶ
・保湿をテーマにした商品を選ぶ
・抗酸化栄養素を配合しているものを選ぶ

●ルバンシュ モイストUVクリーム
ルバンシュの日焼け止めクリーム
https://www.kodawari-lab.com/item/750.html

●バブーボーテ スムース ナチュラル ファンデーション
日焼け止め機能を持つナチュラルオーガニックファンデーション
https://www.kodawari-lab.com/item/babu-foundation

日焼け止めクリームの使い方

・手で塗る
・2度付け
・シミにはコンシーラーを重ねる
・塗り直しを忘れずに

シナモンが良い・・・

シミ対策として、シナモンが良いというテレビ番組の特集がありました。
シナモンが良いと言われている理由が説明されていました。
その理由を実現するために良いと言われている食品は、シナモンの他にもあります。
それが、ルイボスティーです。
シナモンは独特のクセがあります。スパイスですからそれほどの量を食べることは難しいです。
しかも、シナモンの食べ過ぎは良くないそうです。
ルイボスティーには、そういったことがありません。

●ルイボスティー
抗酸化栄養素のお茶
https://www.kodawari-lab.com/item/11.html

参考商品

●ルバンシュ モイストUVクリーム
ルバンシュの日焼け止めクリーム
https://www.kodawari-lab.com/item/750.html

●バブーボーテ スムース ナチュラル ファンデーション
日焼け止め機能を持つナチュラルオーガニックファンデーション
https://www.kodawari-lab.com/item/babu-foundation

●アロエのチカラ
抗酸化成分配合の化粧水
https://www.kodawari-lab.com/item/aloenochikara

●ルイボスティー
抗酸化栄養素のお茶
https://www.kodawari-lab.com/item/11.html

●シシリアンルージュ
トマトジュースは飲む日焼け止めと言われます
https://www.kodawari-lab.com/item/tomatojuice_sr.html

●ビタミンD サプリメント
クリニック向け分子生理化学製品。しかも安い。
https://www.kodawari-lab.com/item/839.html